후리가나로 읽는 일본 고전
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きそがわ
木曾川
北原 白秋
北原 白秋의 木曾川(きそがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,659자 · 52화면
恵那峡口は遊船会社附近の鉄橋風景である。対岸に簡素な二階建ちの洋館が一つ、清流を隔てたこちらの土手の雑木、草藪、岸には空色に白のモーター・ボート、赤い線のエのフラフをひるがえした屋形船。それに乗り込んだ私たち一行――私と隆太郎と同伴の素峰子、その義弟のT少年、それにその地の「山峡」の歌人たち七、八子――である。肉いろの、緑の、桃いろの、パラソルを畳んで、水際に蹲った浴衣の女学生らしいのが二、三人、これらは私たちの連ではない。たまたま雲のごとく水鳥のごとくに現れて、この風景を明るく可憐に点彩したまでのことである。
旧暦は盂蘭盆の十五日、ちょうど今夜は満月である。空ははれ、風は爽かに、日の光は未だ強い。その良夜の前の二、三時間を慌ただしい旅の心が騒めきやまぬ。駅から駅への電話が、この中津川で行先不明の私たちをやっと捉えると、直にも引き返さねばならぬ重大用件を取りついだのである。で、上流の福島や寝覚の床探勝の予定も中止すると、どうでも明十三日の朝には此処を立たねばならなくなった。で、日の暮までの僅な時間を屋形船はモーター・ボートのぼッぼッぼッぼッに曳かせて、大急ぎで恵那峡一帯を乗り廻ろうというのである。