후리가나로 읽는 일본 고전
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みらいのちかせんしゃちょう
未来の地下戦車長
海野 十三
海野 十三의 未来の地下戦車長(みらいのちかせんしゃちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,930자 · 85화면
「なるほど。ここでありますか」
工藤上等兵は、せんざんこうという鱗だらけの背中のような地下戦車の胴を指す。
「そうだ。地下戦車の胴は、後へいくほど細くなっているから、土は具合よく、後へ送られるのだ。それからもう一つ重要なことは、この戦車が腹の下のキャタピラで前進すると戦車の後方には隙が出来る。最初うまくやれば、このところは、真空になる。だからその隙間へ、前から送られてくる土を吸いこむ働きもする。まるで、真空掃除器のようなものだ。どうだ、わかったかね」
「はあ、大体わかったように思いますが、これは前回の地下戦車第一号とちがって、ずいぶん進歩したものですなあ。いや、これで自分の祈願も、ききめがあらわれたというものであります」
工藤上等兵は、わがことのように喜び、
「で、この戦車第二号は、いつから試作にとりかかるのでありますか」
「さあ、この設計を、もう一度よくしらべ直した上で、加瀬谷部隊長殿へ報告しようと思っとる。あと半年はかかるだろうな」
「そんなにかかりますか。それは待ちどおしいですね」
「いや、試作伺いのこともあるし、予算のこともあるし、工場や資材の関係もあって、おれの思うようにはいかないんだ。