후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ほんじょまつざかちょう
本所松坂町
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 本所松坂町(ほんじょまつざかちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,622자 · 55화면
かくて、いよいよ十四日。花ぐもりの朝であった。接待役の伊達、浅野両侯と高家の代表者は松の廊下にあつまって勅使一行の来着を待っている。
そのとき、内匠頭は何をかんじたのか、自席を立ち、上席にいる上野介の前へおずおずと進み出ていった。
「おたずね申したき儀がござる、勅使御到着のせつは、われ等接待係は御玄関式台上にてお迎えいたすべきか、それとも式台下にてお待ち申すべきか」言葉の終らぬうちに、白髪赭顔の上野介の眼がギロリと光る。「何をいま更――迂闊千万ではござらぬか、殿中の作法が何一つとしてわからず、それで図々しくも接待役を勤めようとは慮外も慮外」
一説によると、此処に桂昌院殿の御内使、梶川与三兵衛が出てきて、内匠頭に何か打ち合せようとするのを、そばで聞いていた上野介が、横合いから与三兵衛の肩をたたいて、
「何の御用でござるか、上野が承わりましょう。内匠頭に仰せられてもあのとおりじゃ、お役目のつとまるわけもござるまい」
この言葉が耳に入った瞬間、殺気は若き内匠頭の顔にみなぎった。
飾刀の柄に手がかかったのと上野介の身体が横倒しになったのとほとんど同時である。