일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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むらのせいこうしゃ

村の成功者

佐々木 邦

佐々木 邦의 村の成功者(むらのせいこうしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,883자 · 84화면

아오조라 문고

故郷へ錦を飾る人

と怪しんだ。

「君、橋のところに自動車が五台ばかり待っていなかったかい?」

と勝田君が訊いた。

「あんたちゃもう何うかしているよ」

「あゝ、然うだった」

と卓造君は突如立ち上った。狐のことを思い出したのである。四辺はもう暮色蒼然。

故郷へ錦を飾る人

百間松の狐は通る人に見極めをつけて置いて、後からその好むものを利用して化かす。朝弟の正次郎君が然う言った時、卓造君は一笑に附したが、今考えて見ると、それが立派な教訓になっている。何うかして東京へ勉強に出たい。これが卓造君目下の全屈託である。苦学をすると言っているものゝ、内心伯父さんの水力電気を当てにしている。勝田君に誘われて角町から一里半の道を遙々歩いたのは、成功者の風貌に接したいというよりも大滝が物になりそうか何うかを確めたかったのである。四辺が暗くなるまで河畔のブトに食われながら坐っていて、竟に鮎釣りの男に注意された時、自分の薄志弱行を頓に感じさせられた。

「馬鹿を見た」

と勝田君がこぼした。

「もう日が暮れる」

と卓造君は目が覚めたようだった。

「急ごう」

「早く往還へ出よう。危く化かされるところだった」

「狐にかい?」