일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むらいちょうあんないれのからかさ

村井長庵記名の傘

国枝 史郎

国枝 史郎의 村井長庵記名の傘(むらいちょうあんないれのからかさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,794자 · 16화면

아오조라 문고

とは云え楽屋をサラケ出せば、今長庵はご難場なのよ。それはお前にも解っているはずだ。さてそこでご相談、何とお前の持っている六十両の金の中から、三十両貸してくれめえか」

これを聞くと十兵衛は、颯とばかりに顔色を変えた。早くも見て取った村井長庵、「ハハア、こいつア貸しそうもないな」……こう思うと悪党だけに、調子を変えて高笑い。

「ワッハハハ、嘘だ嘘だ。娘を売った血のでる金、何で俺が借りるものか。ワッハハハ気にしねえがいい」

――で、ホッと安心し、顔色を直した十兵衛が、明日は四時立ちで帰家ると云い、隣室へ引き取って行った後を、長庵胸へ腕を組んだが、さてこれからが大変である。

他人の科を身に引き受け

「飛び込んで来た福の神、六十両の大金を、外へ逃がしちゃ冥利に尽きる。どうがなこっちへ巻き上げてえものだ」

思案に耽っているその折柄、玄関で訪う声がする。

「ご免下され、ご免下され」

呼吸苦しそうな声である。長庵方の施療患者、浪人藤掛道十郎である。足駄を穿き雨傘を持ちしょんぼりとして立っている。

「藤掛殿か、先ずお上り」

気が無さそうに長庵が云う。

「ご免下され」と上って来た。