후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
とうかいどうごじゅうさんつぎ
東海道五十三次
岡本 かの子
岡本 かの子의 東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,849자 · 28화면
戦場にしては案外狭く感じた。
鳴海はもう名物の絞りを売っている店は一二軒しかない。並んでいる邸宅風の家々はむかし鳴海絞りを売って儲けた家だと俥夫が言った。池鯉鮒よりで気の付いたことには、家の造りが破風を前にして東京育ちの私には横を前にして建ててあるように見えた。主人は
「この辺から伊勢造りになるんです」
と言った。その日私たちは熱田から東京に帰った。
木枯しの身は竹斎に似たるかな
十一月も末だったので主人は東京を出がけに、こんな句を口誦んだ。それは何ですと私が訊くと
「東海道遍歴体小説の古いものの一つに竹斎物語というのがあるんだよ。竹斎というのは小説の主人公の藪医者の名さ。それを芭蕉が使って吟じたのだな。確か芭蕉だと思った」
「では私たちは男竹斎に女竹斎ですか」
「まあ、そんなところだろう」
私たちの結婚も昂揚時代というものを見ないで、平々淡々の夫婦生活に入っていた。父はこのときもう死んでいた。
そのときの目的は鈴鹿を越してみようということであった。亀山まで汽車で来て、それから例の通り俥に乗った。枯桑の中に石垣の膚を聳え立たしている亀山の城。関のさびれた町に入って主人は作楽井が昨年話して呉れた古老を尋ね、話を聞きながらそこに持ち合っている伊勢詣りの浅黄の脚絆や道中差しなど私に写生させた。