일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えいぞうのし

栄蔵の死

宮本 百合子

宮本 百合子의 栄蔵の死(えいぞうのし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 38,295자 · 77화면

아오조라 문고

「まだ何ともきまらん。

けど、奥はんが大層同情して、けっとどうぞしてやるさかいに又明日来云うてやった。先の頃の事などパッキリ忘れて会うとくれやはったさかい、ほんに有難かった。

「そうだろうってねえ。

何しろ月々十円ずつ余分に吐き出さなきゃあならないんだもの。

いやなのは、私共みたいな貧亡人に限った事っちゃあない。

何と云っても、金の世の中さ。

お金は、川窪なんぞにと云う様に笑った。

「お前笑うてやが、私が川窪はんへも行かんでお前ばかりにまかいといたら困るやろが、

ひとが、云いにくい事云うて来てんに笑うもんあらへんやないか。

お金が口の中で、何かしきりにブツクサ云って居るのに見向きもしないで、お君の枕元へ行った。

「お帰り。

お寒おしたろ。

又、義母はんが、何か、やな事云うてやな、

ほんにあかん。

栄蔵は、娘の言葉が、胸の中にスーと暖くしみ込んで行く様に感じた。

新聞を畳んで、栄蔵は買って来た花の鉢をのせた。

真紅な冬咲きの小さいバラの花が二三輪香りもなく曲った幹について居る。

お君は、それを天竺から降った花ででもある様に、ためつすがめつながめて賞めた。