일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かんおけのはなよめ

棺桶の花嫁

海野 十三

海野 十三의 棺桶の花嫁(かんおけのはなよめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 42,845자 · 86화면

아오조라 문고

杜はカンカン帽のつばに、指をかけた。

女は狼狽の色を示した。

「待って。――後生ですから、あたしを、連れていって下さい」

「困るなァ。僕は僕で、これから会社へちょっと寄って、それから浅草の家がどうなったか、その方へ大急ぎで廻らなければならないんですよ。とてもお内儀さんの家の方へついていってあげるわけにはゆきませんよ」

女は、顔からスポリと被った手拭の端を、唇でギリギリ噛んでいたが、

「でも、さっき聞いた話では、あたしの住んでいた本所の緑町はすっかり焼けてしまったうえに、町内の人たちは、みな被服廠へ避難したところが、ひどい旋風に遭って、十万人もが残らず死んでしまったといいますからネ。あたしそんな恐ろしいところへ、とても一人では行けやしませんわ」

杜はそれをきくと太い溜息をついた。なんという勝手なことをいう女だろう。しかし女はこの焼け野原を見てほんとうに途方にくれているらしかった。

「――じゃあ、僕がすっかり用事を済ませてからでいいなら連れていってあげてもいいですよ。しかし何日目さきのことになるかわかりませんよ」

「ええ、結構ですわ。そうしていただけば、あたし本当に、――」