일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つばきのはなのあか

椿の花の赤

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 椿の花の赤(つばきのはなのあか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,755자 · 22화면

아오조라 문고

酔ってから深夜の街路を彷徨する楽しみは、多くの飲酒家の癖で、私も多分にもれず、自宅もさほど遠くないものだから、ぶらぶら歩いて帰ってきた。もう人通りも極めて少く、電車もなく、春の冷々とした夜気が肌に快かった。電車通りからそれて暫く行くと、神社のわきに出る。そこには、低い石柱に二本の鉄鎖を渡した柵が、道路と神社の境内とを区切っている。

その柵の鉄鎖に、一人の男が腰をかけて、丁度ぶらんこにでも乗った恰好で、ふらりふらり身を揺っていた。境内の淡い照明の光ですかして見ると、なんだか見覚えあるような青年だから、その前で私は立止った。袷の着流しに無帽の彼は、きょとんと顔をあげた。別所だった。

「何をしてるんだい。」

別所は黙って私の顔を見ていたが、立上りもせず腰掛けたままひょいとお辞儀をした。明らかに彼も酔っていた。私ももうその時は、柵の鉄鎖に腰を下していた。ゆらりとして倒れそうになるのを、片手を石柱にかけ足をふんばると、案外に腰掛工合はよかった。

「先生のとこに行こうかと思ってたところですが、ここにひっかかっちゃって……。」

「これから来いよ。」

「ええ。」

だが、そこは酔っ払い同士のことで、腰掛けたまま話しだした。