후리가나로 읽는 일본 고전
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うたあんどん
歌行灯
泉 鏡花
泉 鏡花의 歌行灯(うたあんどん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,094자 · 72화면
「杯の月を酌もうよ、座頭殿。」と差俯いて独言した。……が博多節の文句か、知らず、陰々として物寂しい、表の障子も裏透くばかり、霜の月の影冴えて、辻に、町に、按摩の笛、そのあるものは波に響く。
六
「や、按摩どのか。何んだ、唐突に驚かせる。……要らんよ。要りませぬ。」
と弥次郎兵衛。湊屋の奥座敷、これが上段の間とも見える、次に六畳の附いた中古の十畳。障子の背後は直ぐに縁、欄干にずらりと硝子戸の外は、水煙渺として、曇らぬ空に雲かと見る、長洲の端に星一つ、水に近く晃らめいた、揖斐川の流れの裾は、潮を籠めた霧白く、月にも苫を伏せ、蓑を乾す、繋船の帆柱がすくすくと垣根に近い。そこに燭台を傍にして、火桶に手を懸け、怪訝な顔して、
「はて、お早いお着きお草臥れ様で、と茶を一ツ持って出て、年増の女中が、唯今引込んだばかりの処。これから膳にもしよう、酒にもしようと思うちょっとの隙間へ、のそりと出した、あの面はえ?……
この方、あの年増めを見送って、入交って来るは若いのか、と前髪の正面でも見ようと思えば、霜げた冬瓜に草鞋を打着けた、という異体な面を、襖の影から斜に出して、