후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうそういんてんをみる
正倉院展を観る
吉川 英治
吉川 英治의 正倉院展を観る(しょうそういんてんをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,641자 · 6화면
聖武天皇を鼓舞してそれをなさしめたのは麗姿光耀を放つといわれたこの美しいおきさきだった。もしこのひとがなかったら今日の正倉院宝物をかくも現代の下で多くは見られなかったであろう。この企画を「皇太子殿下の御結婚記念」とうたって、第一室にこれをおいた当事者のあたまは見事に全館すべての展列品に効いている。
とてもいちいちはいいきれないが、会場中央のケースの五弦琵琶のまわりを私はなんど巡りあるいたろう。かりに近世琵琶をこのそばにおいたとして見ると、こうも違うものかと思う。なんについてもいえることだが美術工芸も時とともに堕落と迷いの一方をたどってきたといっていい。この五弦琵琶の姿にすぐ湧いてくる気もちは、これをかなでた人が目に見えてくることだった。また自分にも抱いてみたい意欲をそそられることである。抱いてみたい心をもたせる琵琶などはかつてよそでは見たこともない。
触感を思う物では、羊毛の花もうせんがある。花もようの中に陶画の人形手といったような童女の姿が織りこんであり、作者の意匠にほほ笑まれる。女帝孝謙も、僧侶政府の道鏡大臣も、ある日こうした物を踏んでいたのかとそぞろおもう。