후리가나로 읽는 일본 고전
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せいぎ
正義
浜尾 四郎
浜尾 四郎의 正義(せいぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,327자 · 43화면
「無論だ」
どなるように衣川が答えた。しかし彼の顔色には明かに急所をつかれた表情が見えた。
「どうしても?」
逃げる獲物を追うように清川がつっこんだが、彼の顔には意外な程の真剣さが浮んでいる。
「勿論。……信じて居ないでどうして今日のような弁論が出来るか、君……」
ごっくりと唾をのんで衣川がつづける。
「無論、僕は弁護士だ。弁護士を商売にしてくらしているのだ。依頼人をあくまでも弁護すべき職業に居る。けれども、不肖ながら、衣川柳太郎、愚なりとは云え、明かに有罪と信じているものを、金銭の為に目がくらんで、之を無罪と強弁しようとするのではない。僕はそれならはじめから受けつけないのだ。尤も、はじめ無罪と信じて引受けたものが後にそうでなくなるらしく思われる事がある。斯の如き場合に、弁護士たるものが被告人の防御を抛棄すべきものなりや否や、抛棄することが果して正義の精神に合致するや否やは、かつて英国に於いても問題となった所の大問題である。けれども、今の場合はそうではない。僕は森木の無罪を信じているのだ」
衣川の亢奮につれて何故か清川は、段々冷かな表情を示した。そうして更につっこんできく。