후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶけわらじ
武家草鞋
山本 周五郎
山本 周五郎의 武家草鞋(ぶけわらじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,835자 · 35화면
いつかは真実と虚飾の位置を明らかにしてみせる、そう思って孤独をとおしてきたのだが、結果としてはまるで逆になった、――偏狭なやつだ、ばか律義な男だ、そう云って嘲笑する人々の声が聞えるようで、かれは忿りのために幾たびとなく身を震わした。
親族たちにも相談をせず、新庄をたちのいた伝三郎は、僅かな貯えを持って江戸へ出た、武士でなくともよい、清潔に生きる道でさえあればどんなことでもしよう、そう決心していたのである、けれども実際に当ってみるとそれは殆んど不可能なことだった。貞享、元禄といえば幕府政体もおちつくところへおちつき、商工業の発達と文化の興隆のめざましさにおいてまさに画期的な年代であったが、殊に新しく勃興してきた商人階級のちからは、ともすると武家の権威をすら凌ぐ勢いを示し、世は挙げて富貴と歓楽を追求する風潮に傾いていた、西鶴の永代蔵に「……士農工商のほか出家神職にかぎらず、始末大明神の御託宣にまかせて金銀を溜むべし、是ふた親のほかに命の親なり」といい、また続けて「……世にあるほどの願ひ何によらず、銀徳にてかなはざる事なし」といっている、また――親子の仲でも金は他人、などという言葉がなんのふしぎもなく人の口にのぼるありさまで、すべてが金であり利潤であった、貧しい者はもとより富める者はさらに富もうとして、どんな