후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
高木 敏雄의 比較神話学(ひかくしんわがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,624자 · 348화면
茲に濠太拉利亜土人の間に、七曜星に関する一個の神話あり。この神話は、古代の希臘神話の中に、見ゆる、七曜星の神話と、甚しく類似するを見る。茲に於て神話学者は自ら問を発して曰く、かの神話は果して、国民固有のものなるか、或はまた、希臘伝来のものなるかと。曰く若し果して、国民固有のものなりとせば、如何なる結論に到達す可きかと。答えて曰く、茲に二個の仮定説あり。
第一、希臘民族と濠太拉利亜民族との間の、交通接触に関しては歴史上何等の徴証なし。従てかの神話が希臘伝来のものたることは、决して之を証明することを得ず。然れども人類の原始は、甚だ遼遠なり、歴史のはじまりし以前、太古※(「二点しんにょう+貌」、第3水準1-92-58)遠の時代に於て、奴隷奪掠、婦女奪掠等の風習は、時としては間接に、神話伝播の媒介となりしやも知る可からず。直接に希臘より南洋に伝わりしとは信じ難きも、中間幾多の民族を経て、幾多の歳月を費して、伝来したりとの仮定説は、必らずしも絶対に之を否定するを得ざる可し。之れを神話伝播説と云う。
第二、両個の神話は星宿の説明を目的とす。両個の民族が、尚未開の状態に在りし当時に於て、互に何等の交渉もなくして、類似の説明神話、独立して両民族の間に、発生せしには非るか。