후리가나로 읽는 일본 고전
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みずのへんろ
水の遍路
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 水の遍路(みずのへんろ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,481자 · 7화면
赤城山上の大沼、榛名湖など湖上の釣りも静かな心を養うのに足りた。城沼、多々良沼など、館林地方の平野の水には、蘆萩の間に葭切が鳴いて初夏の釣遊が忘れられぬ。上州と野州の国境で渡良瀬川へ注ぐ桐生川の山女魚と、矢田川のはやも、我が故郷では特筆すべき釣り場であった。
野州へも、足を重ねた。
那珂川の上流、箒川、荒川などで鮎を釣った。鬼怒川の本流、男鹿川、湯西川、三依川、土呂部川の岩魚と山女魚の姿は大きい。古峯ヶ原の大芦川は幽谷の趣がある。思川と小倉川へも、鮎と山女魚を追って行った。新古河の渡良瀬川では寒中の鯉釣りと、夏の鱸釣りに耽ったのである。
奥日光の湯川では、猛然と鈎に飛びつく鱒に深い興趣を求めたのであるが、あの戦場ヶ原を取りまく大きな山々の景観には、幾度か心を惹かれた。初夏、浅緑のおおう渓のなぎさに佇めば、前白根に続いた近い斜面の叢林が美しい。
金精峠を越して菅沼へも、丸沼へも行った。そして、大尻川を下って鎌田へ出て、さらに戸倉の集落を過ぎて尾瀬沼と尾瀬ヶ原の方へも行った。
茨城県にも釣り場は多い。霞ヶ浦を中心とした水郷地方は、釣りを楽しむ者で殆ど知らぬは少ないであろう。