후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
すいちゅうのかいじん
水中の怪人
山本 周五郎
山本 周五郎의 水中の怪人(すいちゅうのかいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,922자 · 18화면
僕は、社長が水中砲の発明をしておられるのを知って、ふと、その砲を操縦するために、自由潜水服があったらと考えつきました。……それは現在のような不活発な動作しかできない潜水服では駄目です。魚のように敏活で、自由自在に海中を走ることができなくてはなりません。――僕は苦心しました。そして、先ずリュベッカーの空気補給法をとり、それに魚類の体面を組みあわせる研究を始めたのです。――結果はごらんの通りでした。ついに僕は、『河童第一号』を作ることに成功しました。
これを完成したとき、僕はふと悪心を起したのです。いちど設計図を盗もうとした罪がある。どうせいちど罪を犯したんだ。いっそここで、社長の水中砲の設計も手に入れ、自分の発明といっしょにどこかの軍部へでも売って大金持になろうと……」
「よく白状した、もういい」
社長は静かにうなずいて云った。
「罪は罪として、君の発明はりっぱなものだ。これからはその発明を生かすために、心をいれかえて勉強し給え、工場の研究所も貸すよ」
「僕もお手つだいするぜ」
文吾が側から笑いながら云った。……外は晴れあがった五月の空であった。