일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こおりぐらのにかい

氷蔵の二階

宮本 百合子

宮本 百合子의 氷蔵の二階(こおりぐらのにかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,201자 · 37화면

아오조라 문고

「こないだのビスケット美味かったな、もうあれない?」

と、請求した。

「いやな人! ばれちゃったじゃないの、はっはっはっ」

志野は奇妙な徳をもって生れついているものと見えた。彼女が可愛い喉を仰向け、実にからりとした声ではっはっはっと笑うと、房はどうしても腹立ちを持ちつづけていられなくなった。腹の空いた二匹の仲よい鼠でも見つけたようにふと気がほぐれ、

「いじきたな! あなた達に会っちゃ破産しちまう」

と、笑って損をさせられてしまうのであった。

明日休みという日、志野は朝から出かけた。十一時廻って、階子口から、

「ああ、ああ、私全くへたばったわ」

という声がした。房は、待ちかねて出て見た。後から誰かがついて来た。

「一人じゃないの」

「――僕」

大垣であった。志野は、

「さ」

と大垣を先に室に入れ、畳の上に坐ると、直ぐ脚を揉み始めた。

「――家なんてないもんね、いざ探すとなると。小さくていい家なんてとても在るもんじゃあないわ」

「どの辺歩いたのよ、一体」

「本郷と神田――お友達で日暮里の方に住んでる人があるって、行って見たけど、駄目よ、やっぱり」

「――郊外へ行けばいいんだろうけどね」