후리가나로 읽는 일본 고전
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
三遊亭 金馬의 江戸前の釣り(えどまえのつり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,910자 · 214화면
二月はまだ雪が深いので、釣りにならず、四月になるとそろそろ雪解けで、五月には待ちに待った梅と桃と桜が一度に咲き出す。北海道は、フナ、コイ、アカハラともに、五月ごろが最盛期で、すべての釣りものが、五月から十月ごろまでである。
東京付近の釣り師は、春のヤマメ釣りをたいへんむずかしく考えているが、北海道の人は子供でもヤマメを釣る。まだ雪の残っているサビのあるヤマメは、誰にもたやすく釣れる。
フナは北海道全道釣って歩いてみたが、ほとんどマブナばかりで、ヘラブナは少なかったように覚えている。
昭和二十九年にまわった土地だけでも、北見、岩見沢、旭川、遠軽、美唄、室蘭、洞爺湖、このうちで美唄炭鉱だけは洗炭所から流れ出る水で、魚はいない。
この中で一番魚釣りが盛んだと思ったところは旭川である。旭川釣友会という大きな会もあり、新聞やパンフレットも出ていたが、小浜亀角画伯のご案内で、旭橋と新橋の間でウグイを釣らせてもらった。餌は土地の畑を掘りおこすと出てくる白いイモ虫みたいなもので、土地の人は「根食い虫」とか「ドングイ虫」などといっている。
二月は放送局、四月は北海道新聞、八月は室蘭製鉄の仕事で出かけたのだが、――こう書いてくると、釣りばかりしているように思われると困る。