후리가나로 읽는 일본 고전
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
三遊亭 金馬의 江戸前の釣り(えどまえのつり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,910자 · 214화면
二、三十ヒロという深さで、オモリが十匁ぐらい、合わせがたりなかったので、ばらしてしまった。
逃がした魚は大きいというが三年ものらしい、見ると船頭が引っかけたらしい。糸を出したりしめたりしている。そのうちに中のオモリが見える。オモリ下三厘のナイロンが三ヒロの針素だ。
急にあたりの水色まで赤くなったと思われる、絵にも描けない美しいみごとな赤ダイ。場なれた船頭も「ホー」とひと息ついて汗ばんでいる。
そのうち、ぼくのほうにもあたりがあった。
「今度逃がさば、お家の恥」
と、大きく手いっぱいに合わせて二、三度ぐいぐいとたぐると、がっちり合った。やったりとったり、船頭は玉網を持って待っている。ようやく引きあげて、イケスへ入れる。
しばらく食いが遠くなると、船頭はコマセをまく。その間、ぼくは子供のようにイケスの中ばかりをのぞいている。
――毎年桜の花を見ると、サクラダイを思い出す。
タイ料理は何といっても関西がうまい。刺し身にタイチリ、塩焼き、兜煮、それに生きづくりなんという残酷なものもある。
伝八笠に包んで、ときどき尾の道から送ってくるタイの浜焼きも、東京者には珍しい。