후리가나로 읽는 일본 고전
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
三遊亭 金馬의 江戸前の釣り(えどまえのつり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,910자 · 214화면
紳士的な遊技として近ごろ流行のゴルフにも、いろいろいの駆け引き、策動があると聞いた。
水郷のいたるところにある六尺ぐらいの細で、向こうへ渡る橋がない。それを農家から借りてきた長さ二間ぐらいの四谷丸太を三本、荒縄で結んで橋代わりに掛けて、向こうへ渡ると、丸太橋を引いてしまう。ほかの人は、向こう岸でジャンジャン釣っているのに渡ることができない。
そうかと思うと、「まだ肌寒き春風を」いとわずに、ズボン、上衣を脱ぎ捨てて、それこそパンツまでとって、ドロ深い細をヘソまでドロだらけにして向こうへ渡り、細の水でドロを洗って、フルのままで釣っている。いずれも若いうちでなければ、できない芸当である。
あまり他人さまのことばかりはいわれない。ぼくもそのころ、戸田井、小見川の掘り込みで腹までドロまみれになって釣っていて、友だちにどうしてそこへ渡ったと聞かれたので、
「農家の通い舟で渡してもらった。時間前にはまた迎えにきてくれるのだ」
と、いって釣っていて、その日一番たくさん釣ったが、あまり釣れるので夢中になって、締め切り集合時間におくれて失格した。
また、野釣りとは別に、汽車、電車、乗り物の中で仕事をするスリを箱師というが、釣り堀を主にしている釣り師も、仲間では箱師といっている。