일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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えどまえのつり

江戸前の釣り

三遊亭 金馬

三遊亭 金馬의 江戸前の釣り(えどまえのつり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,910자 · 214화면

아오조라 문고

そういって置いて行こうとする。

「おまえが見つけたのだから、おまえのものだ。取っておきな。それでなければ、あの女を捜して渡してやってくれ」

「それじゃ、あの女に半分やって、私が半分もらいましょう。そのお礼です」

と、またドブロクを置いて行く。

あとから捜して、拾った札をだまってふところに入れてもわからないものを、この人は正直者だ。「正直のこうべに神宿る」というが、わずか百円で三方よいことをしたことになった。とんだ落語の『三方一両損』のようなはなしである。

帰りは、山中湖ならば御殿場に出て、熱海へ寄って湯にはいってくる。

まだ十五代目羽左衛門丈が存命のころ、伊豆山の「樋口」という宿が同じで、釣り箱の氷の中から取り出した釣りたての生きのよい、腹に卵のいっぱいはいっているワカサギを焼いて食べてもらったが、「実にうめえなあ」と喜んでくれた。

そのお返しに、来の宮で重箱のウナギをごちそうになり、「東男」と落款のあるアヤメの色紙をいただいたことも、今は昔のなつかしい思い出のひとつになった。

テレビのある局から、『素人腕自慢料理独演会』という番組を引き受けてしまった。