후리가나로 읽는 일본 고전
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ちんぼつおとこ
沈没男
海野 十三
海野 十三의 沈没男(ちんぼつおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,421자 · 9화면
(×月×日、グラーフ・シュペー号にて)
しばらく通信を怠っていたが、余は三たび艦船をかえ、今は独国豆戦艦グラーフ・シュペー号上で、安泰に暮している。余が、何処より、本艦に乗込んだか、それは語ることを許されない。しかし諸君が、北海の地図をひき、ユトランド諸島のあたりを子細に検討するなら、そこに或る暗示を得るだろう。
本艦の位置も、これまた遺憾ながら、語る自由を持たない。ただこういうことだけは言ってもいいだろう。それは毎夜の如く南十字星が、美しく頭上に輝いている事だ。但し、プラネタリゥム館へ入っている訳ではない。
シュペー号では、ラングスドルフ艦長以下が、余を親切に扱ってくれる。本艦上には、シュペー号に撃沈された英国船九隻の船長その他の幹部乗組員が収容されているが、彼等とて、むしろ厚遇されているようだ。今しも彼等が、甲板を散歩しているのが見える。あ、今、何かがあったらしい。甲板上を走る水兵の眼の中にも、何かあったらしい事が、よく見える。艦橋には、艦長以下幕僚たちが全部集って、しきりに双眼鏡で覗いている。また英国船を見つけたのであろうか。それにしては、すこしものものしい緊張ぶりだ。