일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かわはぜ

河沙魚

林 芙美子

林 芙美子의 河沙魚(かわはぜ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,653자 · 24화면

아오조라 문고

「ええ、これから行って、よく相談します」

千穂子は髪ふりみだしたまま、泣きそうな顔をして、モンペの紐で鼻水を拭いた。涙が出て仕方がなかった。中国にいる隆吉のかえりも、もう間近であろうと云う風評である。千穂子は、産院へ戻る前に、姉の富佐子に打明けて相談をしてみたかった。どうせ、あんな赤ん坊に貰い手はないとあきらめるより仕方がないのだ……。犬猫を貰ってもらうように簡単な訳にはゆかない。器量のいい赤ん坊でなかった事が不幸ではあったけれど、千穂子自身は、生れた赤ん坊に、一ヶ月近くもなじんで来ると、器量なぞのよしあしなぞ親の慾目で考える事も出来なかった。ただ、不憫がますばかりだったし、与平に一眼だけ見せたくてたまらなかった。どこかへ貰われてゆく前に、一眼だけ、与平に見せて抱いてもらいたかったのだ。

千穂子は台所へ降りて、竈に火をつけて、すいとんをつくった。裏口へ出ると、米をまいたように、こでまりの花が散り、つつじの赤い花がむらがって開いていた。霞立ったような河の水が、あさぎ色にあたたかく明るんで、堤防の下を行く子供達の賑やかな声がした。千穂子は、太郎たちの事を思い、切なかった。