후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あぶらをしぼるはなし
油を搾る話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 油を搾る話(あぶらをしぼるはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 453자 · 1화면
いつか江戸前の天ぷら屋で天ぷらを喰った時に主人から聞いた話である。
油は榧の油と胡麻油とを半々に割って使っています。手搾りの油があれば胡麻ばかりの方が良いのですが、この頃じゃ機械搾りしかありませんから胡麻だけでは少ししつこくなりますので。
という話なのである。しかし機械の方が巧く搾れそうなものだときいたら、「駄目ですね、とことんまで搾ってしまいますから」という返事であった。
これはなかなか面白い話のようである。機械で、手搾り程度に搾って、それを手搾りと機械搾りとの中間くらいの値段で売れば、天ぷら屋も喜ぶし油屋も儲かるはずであるが、なかなか実行はされないことらしい。この話は大仰に云えば、現代の経済組織の一つの相であると見られないこともない。もし以上のことをよく了解した製造家があったら、その人は機械を使って手搾り程度に止めて置くかというに、多分それはしまいと思われる。理由は本当に了解するということが、このような簡単な場合にも殆んど不可能に近いくらい困難なことであるからであろう。
(昭和十一年十一月)