후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
なきむしこぞう
泣虫小僧
林 芙美子
林 芙美子의 泣虫小僧(なきむしこぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,906자 · 70화면
祭日なのか、花火が遠くで弾けていた。
「中橋さん! 中橋さんお客様ですよッ」
アパートの管理人が、扉をノックしている。啓吉は、すぐ涙を拭いた。菅子は吃驚人形のように起きあがると、浴衣の寝巻きのまま扉を開けに立った。叔母が出ていった布団の中はぬくぬくして気持ちがいい。
「なアんだ、吃驚するじゃないのッ、何? 朝っぱらから……」
「誰かお客様?」
「お客様? ああお客様よ、いいひと……」
「へえ! 珍しい……」
「莫迦にしてる。だから、不良少女だっていうのさ」
「もういいわよ。不良不良って、どっちが不良さ……部屋へ這入っていいの?」
蓮子が尋ねて来たのだ。菅子は荒神山の杉の木のような乱れた髪のままで一間のカーテンを開けた。風が静まっている。省線電車が、郊外の方へ向って、いっぱいふくらんではしっている。
「何だッ、啓ちゃんか……」
啓吉は布団から頭を出して、蓮子に薄く笑って見せた。
「お菅ちゃんは相変らず堅人だ……」
「唐変木っていうンだろう?」
「いいや――この頃、やっぱりお菅ちゃんみたいなのがよくなったわ」
「三石氏、どうなの? 可愛がられて貧乏すンのいいじゃないか。手鍋をさげて奥山住いってこともある……」