일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なきむしこぞう

泣虫小僧

林 芙美子

林 芙美子의 泣虫小僧(なきむしこぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,906자 · 70화면

아오조라 문고

と先生が、啓吉の襯衣の釦をはめてやりながら訊いた。

「…………」

啓吉は黙っていた。優しい先生に、自分の家庭の話をする事は面倒でもあったし、可愛らしい饗庭芳子がくりくりした目をして微笑しているので、何と返事をしていいか判らなかった。

「どなたか御病気?」

「いいえ――」

「級長さんは随分おとなしいのね」

そういって先生が立ちあがると啓吉は、またこの先生にも嫌われてしまったような、淋しい気持ちになりながら、自分の机へ行ってぽつんと腰を掛けた。饗庭芳子は先生の袴へもつれるようにくっつきながら先生と一緒に廊下へ出て行ってしまったが、明らかに、啓吉は、自分の孤独さを感じるのであった。運動場では、マリのように子供達がはずんでいる。

啓吉は落ちつかなかった。――啓吉は正午の時間になると、先生へ黙って、ランドセールを背負ったまま裏門から外へ出て行った。早く帰って、どんなにしてでも九州とかいう、遠い土地へ連れて行って貰おうと思ったのだ。もう心の中では「母アさん、母アさん」と泣き声をあげていた。

檜葉の垣根に添って這入って行くと、家の中が森としているのが啓吉によく判った。