후리가나로 읽는 일본 고전
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りゅうせんスパイ
流線間諜
海野 十三
海野 十三의 流線間諜(りゅうせんスパイ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,982자 · 70화면
「姙娠四箇月とは気がつかなんだねえ」
「中毒死とすると、誰に薬を呑まされたんだろう」
「自殺じゃないかネ」
「それは違う。帆村探偵も云っていたが、自殺とは認められん」
「須永という男は名前のように気が永いと見える。早く帰って来んかなァ。もう七時だぜ」
しかしその七時が八時になっても愚か、十二時を打っても須永は帰って来なかった。
須永に限り、こんなに遅くなることはない。遅くなりそうだったら、途中から電話か使いかを寄越す筈だった。それが何も云って寄越さないのだから不審だった。といって須永を探しにゆくにも手懸りがなかった。
遂に夜が明けてしまった。
帆村には、もう大江山課長の揶揄も耳に入らなかった。
「須永は、どうしたんだろう?」
彼は痺れるような足を伸して、窓際に行った。そして本庁の前を漸く通り始めた市内電車の空いた車体を眺めた。
そのときだった。二人連れの警官が一人の男を引張ってこっちへ来るのが見えた。男は、ズボン一つに、上にはボロボロに裂けたワイシャツを着ていた。よほど怪力と見えて、やっと懸け声をして腕をふると、二人の警官は毬のように転がった。それで自由になったから逃げだすかと思いの外、彼の若者は路上でどこかのレビュウで覚えたらしい怪しげな舞踊を始め、変な節で歌うのであった。