후리가나로 읽는 일본 고전
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りゅうせんスパイ
流線間諜
海野 十三
海野 十三의 流線間諜(りゅうせんスパイ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,982자 · 70화면
はこれを見るより早く、バラバラと二人のところへ駈けつけた。
「よォし、いま日本人をやっつける……」
そういって彼は拳銃の口を下に向けた。帆村は撃たさすまいと思って、組み合ったまま其の場にゴロゴロ転がっている。しかし運悪く、股のところを倒れた椅子に挟んでしまった。
「し、失敗った!」
もう身動きがならぬ。さあ、その次は、敵の拳銃の的になるばかりだ。
「折れた紫陽花」はニヤリと意地わるい笑みを浮べると、重い拳銃の口を帆村の背中に擬した。あッ、危い!
その一刹那のことであった。何者とも知れず、覆面の怪漢が砲弾のように飛込んできた。
「待てッ――」
と大喝したその太い声は、いまや引金を引こうとする「折れた紫陽花」の精神を乱すのに充分だった。声にのまれて思わずハッとするところへ、右手が後へねじられて、手首がピーンと痺れた。ゴトリと向うの壁際で鳴ったのは彼の手首を離れて飛んでいった拳銃だったろう。
一体何者だ?
帆村が意外の出来ごとに面喰らっているところへ、怪漢は飛びこんで来た、そして彼の身体を「右足のない梟」から引離すと、そのまま肩に引き担いで、飛鳥のように室を飛び出した。