후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
どうなさるかってね。だけど、ずいぶんしけてなくって? あぶないわね」といいながら障子を明けて出たが、それを締める時にちょっと振りかえって、「ちょっと待ってらっしゃいね」といって、三上の方へと行った。
「無産階級には共通な感情がある」と小倉は思うと、急にセンチメンタルな気持ちになって、その女が帰って来たらいきなり熱いキッスを与えてやろうと思った。
やがて女は帰って来た。そして、小倉のそばに遠慮がちにすわりながら、
「ねえ、あの方、三上さんてえの、あなたが小倉さん、ね、小倉さん、三上さんはね、あなたを巻き添えにして済まないけれどね、とても今夜は帰れないんですって、明日になったって、どうだかわからないんだなんていっててよ。そして、済まないがとにかく明日の朝まで待ってくれるようにっていって、そのまま寝てしまいなすったわ」
「ああ、いいよ。それじゃ僕も泊まらせてもらおうか。ねえさん。僕はね、ねえさんがきらいでなんぞないんだよ。抱きしめて、キッスしたいくらいだよ。だけど、僕にはね、僕が愛してると同じように僕を愛してる人があるんだよ。だから、僕は一人で寝るから、ねえさんは、帳場の具合が悪かったら、床を二つ敷いて、並んで寝ようね。