후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
彼は熱湯と竹の棒とで、化学的及び物理的の作用を応用して、頑固に凍りついた兄弟たちのきたない物を排除する。
彼は熱湯を打っかける前に、竹箒の柄をもって、猛烈に物理的操作を試みた。――物理的操作とはセコンドメートの口吻を借りたのである――そして、糞の分子と分子とがやや空隙を生ずる時において熱湯を――この時決して物惜しみしてチビチビあけてはならない、思い切って――どっと一時に打ちあけるのである。
と、たちまちにして、はなはだしい臭気が、発煙硝酸の蓋でもあけたように、水蒸気と共に立ちのぼる。そしてこの水蒸気が発煙硝酸と同じく、その煙までも黄色であるように感じられる。そして、この濛々たる蒸気と臭気とに伍して、ドーッと音がすれば、それは、汚物が流れ出した証拠である。もし不幸にして音が伴わなかった場合は、波田はそれと同じことを、幾度か繰りかえさなければならない。
波田は、その熱湯を汚物の壺の中へ注ぐやいなや、彼は棒もバケツもそこへ打ち捨てて置いて、サイドから、汚物の飛び出すスカッパーの活動の状態をながめに行く。
それはきたない仕事であった。そしていやな、困難な仕事であった。