후리가나로 읽는 일본 고전
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かいていとし
海底都市
海野 十三
海野 十三의 海底都市(かいていとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,118자 · 168화면
恐怖の陰謀者
カビ博士が、あんな真剣な顔付になったことを、今までに見たことがない。博士は、操縦席に、長髪をさか立て、目を皿のように見開いて全速力のメバル号の速度をもっともっとあげようと努力したのだ。
メバル号は流星の如く深海の中をかけぬけた。もはや海底のはてまでも来たのではないかと思われる頃、それまで石像のようだった博士は、やっとからだを動かしはじめた。
「あああ、おどろいた。さっきはもういけないかと思った」
博士は、そういって、ハンカチーフで額の汗をぬぐった。
「どうしたんだね、君をそんなにびっくりさせたのは……」
と、僕はたずねた。何者か強敵においかけられたらしいことは察せられたが……。
「姿を見せたことのない陰謀者だ。さっき君に話をしたばかりの例の陰謀者だ。ぐずぐずしていれば、殺されるところだった。逃げることが出来たのは、非常な幸運だ」
博士は、まだ興奮している。
僕は博士のことばの中に、辻つまの合わないものを見つけた。
「君、姿を見せたことのない陰謀者といったが、姿を見せたことのないものなら、君にも見えるはずがないじゃないか」
「そのとおり……」