일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいていとし

海底都市

海野 十三

海野 十三의 海底都市(かいていとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,118자 · 168화면

아오조라 문고

が、どこにも脱けだすすき間は見つからなかった。

僕は、透明な碗のふちに手をかけて、この碗を持ちあげることを試みた。だが、それもだめだった。碗は非常に重い。カビ博士はあのようにこの碗をかるがるとあつかったのに……。

「もしもし、僕をここから出して下さい。いくら僕が標本勤務をひきうけたといっても、こんなに人格を無視した監禁をするなんてけしからんじゃないですか」

僕は大憤慨をして、透明碗の壁を両手でたたき続けた。すると男女の学生たちは、みんな僕の前に集まって来て、透明壁越しに僕をしげしげと見まもるのだった。目をぐるぐる動かしておどろいている学生もあり、また大口をあいて呆れている学生もあった。カビ博士は、学生たちにはすこしも構わず、配電盤の前に立って計器を見上げたり、それから急ぎ足で、僕をのせている台の下へもぐりこんだり、ひとりで忙しそうに動いていた。そんなわけだから、博士はもちろん僕の訴えていることに聞き入る様子はなかった。

「ねえ諸君。おたがいに人格を尊重しようじゃないですか。膝をつきあわせて、僕は観察されることを好むものである。諸君は、なによりもまずこの透明な牢獄の壁を持上げて、向うへ移動して下さるべきである。