후리가나로 읽는 일본 고전
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かいいき
海異記
泉 鏡花
泉 鏡花의 海異記(かいいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,223자 · 37화면
やあ、どこのか船も漕ぎつけた、島がそこに、と理右衛門爺さま。直さそこに、すくすくと山の形さあらわれて、暗の中突貫いて大幅な樹の枝が、※のあいだに揺ぶれてな、帆柱さ突立って、波の上を泳いでるだ。
血迷ったかこいつら、爺様までが何をいうよ、島も山も、海の上へ出たものは石塊一ツある処じゃねえ。暗礁へ誘い寄せる、連を呼ぶ幽霊船だ。気を確に持たっせえ、弱い音を出しやあがるなッて、此家の兄哥が怒鳴るだけんど、見す見す天竺へ吹き流されるだ、地獄の土でも構わねえ、陸へ上って呼吸が吐きたい、助け船――なんのって弱い音さ出すのもあって、七転八倒するだでな、兄哥真直に突立って、ぶるッと身震をさしっけえよ、突然素裸になっただね。」
「内の人が、」と声を出して、女房は唾を呑んだ。
「兄哥がよ。おい。
あやかし火さ、まだ舵に憑いて放れねえだ、天窓から黄色に光った下腹へな、鮪縄さ、ぐるぐると巻きつけて、その片端を、胴の間の横木へ結えつけると、さあ、念ばらしだ、娑婆か、地獄か見届けて来るッてな、ここさ、はあ、こんの兄哥が、渾名に呼ばれた海雀よ。鳥のようにびらりと刎ねたわ、海の中へ、飛込むでねえ――真白な波のかさなりかさなり崩れて来る、大きな山へ――駈上るだ。