후리가나로 읽는 일본 고전
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りんらくのこうじょのおぼえがき
淪落の皇女の覚書
久生 十蘭
久生 十蘭의 淪落の皇女の覚書(りんらくのこうじょのおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,649자 · 56화면
父がそうであったように、私にもアレクシスにも、メロドラマ的な空想を熱情的にかきたてる虚無的なロシア人の血が通っているからです。
ドストエフスキーの「悪霊」の中の随想。「ロシア人は虚無的な思想がどこから来るのか諒解するのに疲れている。だがそれはどこから来るのでもない。虚無主義がわれわれのところで結実しているのは、ロシア人は誰もが魂の底で虚無主義者だからである」
これは事実です。あのときは言いませんでしたが、アレクシスの自殺は、私をより緊密にあなたに結びつけようというアレクシスの思いやりだったのです。これがロシア人のやりかたです。なんというあわれなことでしょう。アレクシスの遺骸はダリュ街のソポール(露国寺院)の附属墓地へ葬りました。ところで私はエカテリネンブルグへ出発しようとしています。両親とマリーヤがそこで殺されたなどと信じているわけではありません。私が父たちと過すはずであった過去の〈時を求めに〉行くのです。叔父のコンスタンチン大公は〈K・R〉という匿名で幾冊か詩集を世に出し、豊かな資質を認められていた詩人で、ロマノフのただ一人の真の自由人ですが、一九一七年に死ぬまで、三十年の間、宮廷の見聞を書きためた手記がイエナ街十番地のボォル大公の手元にあります。