일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

ある所には大きな松があった。葉の長さが日本の倍もあって色は海辺のそれよりも黒い。ある所は荒れ果てた庭園の体に見えた。そう云う場所へ来ると、馬車の上から低い雑木を一目に二丁も眺められる。向うに細長い石碑が立っていた。模様だけが薄く見えるが、刻字は無論分らなかった。

しばらくすると、路が尽きて高い門の下へ出た。門は石を畳んだ三つのアーチからでき上っているが、アーチの下まで行くにはだいぶ高い石段を登らなくてはならない。門の左右には大きな竜が壁に彫り込んであった。これが正門ですがね、締切りだから壁へ添いて廻るんですと云って、馬を土堤のような高い所へ上げた。右は煉瓦の壁である。それがところどころ崩れかかっている。左はだらだらの谷で野葡萄や雑木が隙間なく立て込んだ。路は馬車が辛うじて通れるぐらい狭い。そこを廻って横手の門から車を捨てて這入ると、眼がすっきりと静まった。一抱もある松ばかりが遥の向まで並んでいる下を、長方形の石で敷きつめた間から、短い草が物寂びて生えている。靴の底が石に落ちて一歩ごとに鳴った。一丁ばかり行って正面に曲ると、左右に石の象がいた。大きくって、鷹揚で、しかも石だからはなはだ静かである。