후리가나로 읽는 일본 고전
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まんかんところどころ
満韓ところどころ
夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면
あんまり不思議だから、全体何の御用事が御有りなのですかと、詮索がましからぬ程度に聞いて見ると、実は妻が病気でと云う返事である。さすが横着な両人も、この際だけは、それじゃ御迷惑でもせっかくだからついでにもう少し案内を願おうと云う気にもなれなかった。言葉は無論出なかった。長い日が山の途中で暮れて、電気の力を借りなければ人の顔が判然分らない頃になって、我々の馬車がようやく旧市街まで戻った時、中尉はある煉瓦塀の所で、それじゃ私はここで失礼しますと挨拶して、馬車から下りて、門の中へ急いで這入って行かれた。この煉瓦の塀を回らした一構は病院であった。そうして中尉の妻君はこの病院の一室に寝ていたのである。
これほど世話になり、面倒を掛けた人の名前を忘れるのははなはだすまん事だが、どうしても思い出せない。佐藤に、よろしくと伝言を頼んだ時は、ただ、あの中尉君と書いた。ここに某中尉などとよそよそしく取り扱うのはあまり失礼だから、やむをえずA君としておいた。
A君の親切に説明してくれた戦利品の一々を叙述したら、この陳列所だけの記載でも、二十枚や三十枚の紙数では足るまいと思うが、残念な事にたいてい忘れてしまった。