후리가나로 읽는 일본 고전
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まんかんところどころ
満韓ところどころ
夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면
三人は暗い廻廊を這い出して、また土山の上に立った。日は透き徹るように明かるく坊主山を照らしている。野菊に似た小さな花が処々に見える。じっと日を浴びて佇んでいると、微かに虫の音がする。草の裏で鳴いているのか、崩れ掛った窖内で鳴いているのか分らなかった。向うの方に支那人の影が二人見えたが、我々の姿を認めるや否や、草の中に隠れた。ああやって、何か掘りに来るんです。捕まると怖いものだから、すぐに逃げます、なかなか取り抑えるのが困難ですとA君が苦笑した。
後側へ回ると広い空堀の中に立派な二階建の兵舎がある。もとは橋をかけて渡ったものと思われるが、今では下りる事もできない。兵舎の背はもとより、山に囲われて、外からは見えなくなっている。三人は空濠を横に通り越してなお高く上った。とうとう四方にあるものは山の頭ばかりになった。そうしてそれが一つ残らず昔の砲台であった。中尉はそれらの名前をことごとく諳んじていた。余は遮るもののない高い空の真下に立って、数限りもない山の背を見渡しながら、砲台巡りも容易な事ではないと思った。
二十六
大連に着いてから二三日すると、満洲日々の伊藤君から滞留中に是非一度講演をやって貰いたいという依頼であった。