후리가나로 읽는 일본 고전
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ためいきのへや
溜息の部屋
山本 周五郎
山本 周五郎의 溜息の部屋(ためいきのへや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,369자 · 15화면
壁の映画ポスタアは絶えず新しく貼替えられ、喫煙卓子の上の花瓶には欠かさず、赤か青か、でなければ紫色などの花が※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)された。吸殻はかならず灰落しの中へ捨てられるし、誰も彼も靴の泥は叮嚀に拭ってからあがった。そして爺さんは、より部屋の隅に引退って、もはやその溜息はみんなの耳に届かなくなってしまった。
誰かが米八などが、洋服の月賦屋に厳重な催促を喰ってくさっているときなど、根来八千代は相手の腕を軽く叩きながら云う。
「ばかねえ。あんたはバスを弾くのが商売だし、月賦屋は月賦の催促をするのが商売じゃないの、とすればあんたのバスを聴いてくさる人のないように、あんただって月賦の催促でくさるわけはないはずよ――さ、元気になんなさい、あたし今夜アンクオルのとき、あんたのためにスィート・アドレインをうたってあげるわ」
そして米八がバスを弾きながら眼にいっぱい涙をためるまでに美しく、あまく、マイ・スィート・アドレインをうたうのだ。
もはや沢木七郎は浪花節をうならなかった、安土竜太郎は鉢巻を捨てた。
何という変りようだ。