후리가나로 읽는 일본 고전
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たきぐち
滝口
山本 周五郎
山本 周五郎의 滝口(たきぐち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,815자 · 99화면
十四
元旦の登城から八日まで、益村家には客が絶えず、畠中が帰藩の挨拶に来たときも、鵜殿の従弟が二人と、友人たちが五人集まっていた。その中には園部の金三郎と鎌二郎もいて、特に鎌二郎はきげんよく酔い、能弁に饒舌っていた。給仕は家扶と若い家士たちで、鎌二郎はかれらを見るたびに、この家にも早く嫁を迎えなければならない、と繰返し云った。母も妹も来たがっているのだが、男ばかりの家ではたずねて来るわけにいかない、「いいかげんに再婚したらどうですか」などと云った。畠中はいちど座敷へはいって来、帰藩の挨拶をしたが、あんまり座が騒がしかったからだろう、いつのまにか黙って去ってしまった。鎌二郎のきげんのいいのは、おりうが「衣笠」からいなくなったためであろう。あれから三日ほどして飲みにいったとき、彼女はすでにいなくなっていた。
――あら、あなたにも挨拶なしにですか、ひどいしとだこと、とおわきが云った。お帳場からも来月分のお手当までそっくり持っていったんでしってよ。
――あっぱれだな、とそのとき安宅は云った。嫁菜が野菊になったんだ、この衣笠ならそのくらいの損はすぐに取り返せるさ。