후리가나로 읽는 일본 고전
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りょうしのむすめ
漁師の娘
徳冨 蘆花
徳冨 蘆花의 漁師の娘(りょうしのむすめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,592자 · 23화면
面白く珍らしく見えたであろう! 背戸の柳緑の糸をかけそめて枯葦の間からぽつぽつ薄紫の芽がふく頃となれば、それ「雪は申さず先ず紫の筑波山」霞ゆえに遠くなって名詮自称霞が浦は一面春霞だ。其の間に此処に一つ、彼処に二つ、掌に載る程の白帆が走るともなく霞の奥にかくれ行く其の景色は、如何様にゆかしくお光の心に覚えたであろう。それ夏が来る。四面は只もう真青の葦だ、葦だ、葦だ。世間の風と云う風は一つになって此処に吹くと云う位。それ夕立だ。筑波の頭から空を劈いて湖に落込む電ぴかりぴかりと二筋三すじ、雷が鳴る、真黒の雲見る見る湖の天に散って、波吹き立つる冷たい風一陣、戸口の蘆のそよと言い切らぬ内に、麻生の方からざあと降り出した白雨横さまに湖の面を走って、漕ぎぬけようとあせる釣舟の二艘三ばい瞬く間に引包むかと見るが内に、驚き騒ぐ家鴨の一群を声諸共に掻き消して、つい鼻先の柳の樹をさっと一刷毛薄墨にぼかしてしまう。晴るる、暮れる、真黒い森の背ぽうっと東雲に上る夕月、風なきに散る白銀の雫ほたほた。闇は墨画の蘆に水、ちらりちらりほの見えて、其処らじゅう蛍ぐさい。お光の心は如何様に涼しく感じたであろう。