후리가나로 읽는 일본 고전
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みおつくし
澪標・落日の光景
外村 繁
外村 繁의 澪標・落日の光景(みおつくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,889자 · 268화면
厳格な母は女中達にもそのようなことは絶対に許さなかったので、私は驚倒した。私はあわてて戸をしめた。私が男女の器官に相違があるらしいことを実感した、最初の記憶である。
「おまい、この家のぼんか」
しかし女は私を見ながら、平気で言う。よく見ると、女というより少女で、稚児髷に結ってい、小学校を卒えたばかりの年頃である。私は少し侮辱されたように思ったが、
「ほうや」と答える。
「女みたい、白い顔してるな。わしおたつや。この家へ女子衆に来たんや」
「ふうん」
「広い家やな。見せていな」
「おこられやへんか」
「ほやかて、ゆっくり休んでいって、言わはったもん」
私は先きに立って歩き出した。裏庭には公孫樹の大樹がある。その隣に枇杷の木もあるが、公孫樹の勢に圧せられ、反対側ばかりに枝を伸している。
「いかい木やな」
たつは公孫樹の側へ走って行き、両手を広げてその幹に抱きついた。
「西光寺さんのよりいかいな」
私は構わず歩いて行く。たつは直ぐ追いつき、後から言う。
「おまい、何ちゅう名や」
「晋って言うんや」
「ふうん。ほんでも、女みたい顔してるな」
私は馬鹿にされているようで、少し腹が立つ。