후리가나로 읽는 일본 고전
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むじんとうにいきるじゅうろくにん
無人島に生きる十六人
須川 邦彦
須川 邦彦의 無人島に生きる十六人(むじんとうにいきるじゅうろくにん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 100,616자 · 201화면
しかし、なんにも見えなかった。
このあたり熱帯の海では、天気のいいとき、帆柱の上から海面を見わたすと、水の色の変化によって、暗礁や浅いところを発見することができる。いちばんいいのは、太陽が水平線から高くて、そのうえ、光線をうしろの方から受けるときで、こんなときは、少しぐらい波があっても、暗礁や浅瀬の見わけがつく。
海の色は、おおよそのところ、一メートルぐらいのごく浅いところが、うすい褐色。十尋、十五尋(十八メートル―二十七メートル)ぐらいまでは、青みの多い緑色。深さをますにつれて青みがとれて、二十尋(三十六メートル)以上の深さは緑色。それ以上深くなると、こい緑色となり、三十尋(五十五メートル)以上では、藍色。それからは黒っぽい色がましてくる。
また、海面にすれすれの暗礁は、波がぶつかって、白波がたっているので、発見することもある。
鳥がむれ飛んでいる下に、島があるのは、いうまでもない。もっとも、鳥は、魚のむれの上にも飛んでいるけれども、それは飛びかたでわかる。海鳥が、まるく、ぐるぐる飛んでいるときは、きっとその下に、魚群がいるのだ。
ともかく、海の浅いところへきたら、錨を入れることにして、錨の用意をして、深いと知りながらも、ときどき、海の深さをはかったが、測深線は海底にとどかない。