일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むもうだん

無毛談

坂口 安吾

坂口 安吾의 無毛談(むもうだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,319자 · 17화면

아오조라 문고

私にくってかゝって、

「兄さんは不幸な境遇が人の性格をゆがめることも知らないで、小説を書こうなんて、まちがいよ。あたゝかい心がないのです。ろくな文学は書けませんよ」

妹は着物を買ってやったり、東京見物につれて歩いたり、お裁縫を教えたり、たいへんなゴヒイキである。

夜、膝つき合して裁縫している時などに、身の上をきいたりすると、シャクレ顔がデングリ返ったような深刻な思いつめた表情となって、ママ母にいじめられた数々を身もだえるように語りだす。ヒソヒソと秘密を打ちあけるようである。告白のせつなさだ。シャクレた底で目玉がピカピカひかる。因果物の娘の演技である、復讐の青大将が這いまわるという連鎖劇の気分である。

「お嬢さまの御恩は死んでも忘れません」

などゝ、告白のついでにヒソヒソと胸の思いをもらす要領であるから、お人好しの妹は鼻をヒクヒクさせて、

「私の恩は死んでも忘れないと言いましたよ。可哀そうな娘なのよ。愛情に飢えているのでしょう」

などゝ、大得意で、月給をあげてやる。

「あの子は男ぎらいなんでしょう。御用聞きが品物を届けにきても、有難うも言わなけりゃ、お愛想笑い一つしないのよ。