후리가나로 읽는 일본 고전
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むだい(きゅう)
無題(九)
宮本 百合子
宮本 百合子의 無題(九)(むだい(きゅう))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,500자 · 4화면
○温室の石井を呼びつける、
m 真中、右 石井(若い方 うなだれている)、左 石井
草の工合をきいているが 妙にからんで
「昨日よそへ行きましたら、カーネーションがのでんですっかりよく育って居りましたよ さし木をしてねエ、あれは温室でなくても育つと見えますねえ」
石「ずっと野天で生えているのをさし木すれば育ちます、種生はどうも……」
やがて
「奥さん、何かおこのみでこれを育てたいというような花がありましたら仰云って下さい」
「どうも 私どもは素人で一向わかりませんですが、主人がいろいろその方の専門家を知って居りますから……いつか博覧会の時でしたか 温室を専門にやった方で 今ではなかなかそちらの方のオーソリティーだという方を知っているのですが……石井さん、ききませんでしたか?」
「さア、承って居りませんですが」
「もし何でしたら その方にでも伺って見たら又 何とか……」
自分 たまらなくなって
「オーソリティーの問題じゃない」という。
m、きのう小声で「温室の石井ってのもインチキだね」という。
「何故?」
「だって、お前きっちり十二時に来るんだよ 一遍や二度ならだけれど……」