후리가나로 읽는 일본 고전
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きせる
煙管
芥川 竜之介의 煙管(きせる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,489자 · 14화면
了哲は慌てて、煙草入れをしまった。
「なに、金無垢の煙管なら、それでも、ちょいとのめようと云うものさ。」
「ふんまた煙管か。」と繰返して、「そんなに金無垢が有難けりゃ何故お煙管拝領と出かけねえんだ。」
「お煙管拝領?」
「そうよ。」
さすがに、了哲も相手の傍若無人なのにあきれたらしい。
「いくらお前、わしが欲ばりでも、……せめて、銀ででもあれば、格別さ。……とにかく、金無垢だぜ。あの煙管は。」
「知れた事よ。金無垢ならばこそ、貰うんだ。真鍮の駄六を拝領に出る奴がどこにある。」
「だが、そいつは少し恐れだて。」
了哲はきれいに剃った頭を一つたたいて恐縮したような身ぶりをした。
「手前が貰わざ、己が貰う。いいか、あとで羨しがるなよ。」
河内山はこう云って、煙管をはたきながら肩をゆすって、せせら笑った。
三
それから間もなくの事である。
斉広がいつものように、殿中の一間で煙草をくゆらせていると、西王母を描いた金襖が、静に開いて、黒手の黄八丈に、黒の紋附の羽織を着た坊主が一人、恭しく、彼の前へ這って出た。顔を上げずにいるので、誰だかまだわからない。――斉広は、何か用が出来たのかと思ったので、煙管をはたきながら、寛濶に声をかけた。