후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちちやくもをかたる
父八雲を語る
稲垣 巌
稲垣 巌의 父八雲を語る(ちちやくもをかたる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,383자 · 15화면
わたくしはヘルン小泉八雲の次男であります。最初にお断り申し上げて置きますが、今宵の私のお話は「父」としてのヘルンを語るのでなく、文学者としてのヘルンを語るのが主旨ですから、「父」とは申さず「ヘルン」と申すつもりです。従って「母」のことを「ヘルン夫人」と呼びます。少々キザに聞えるかも知れませんが、特別の場合を除いては、「父」とか「母」とかは申しませんから御承知置き下さい。
ヘルンの作品の中には奇談怪談を取扱った物語や研究が随分沢山見出されます。「怪談」「霊の日本」「支那怪談」「異文学拾遺」など、著書の題名が既に内容を語ってゐるものはいふまでもなく、其他「骨董」でも「異国情趣」でも「きまぐれ」でも「天の河縁起」でも、ヘルンの殆ど全作品を一貫してゐる特質は、此の「怪奇」といふことであります。怪しい、不思議な、異常な世界、これがヘルンの目指し求めた「芸術の本質」なのであります。
過敏な神経と、強烈な想像力を享けて生れた彼が、其の少年時代を、精神的に淋しい環境に育てられ、青年時代には物質的にドン底生活を強ゐられるに到って、ますます現実生活の難渋から逃れて、空想の国に慰安を求めやうとし、次第に霊的の方面、怪奇の世界に対して特別の興味を覚えるやうになったといふのは、全く自然だらうと思はれます。