후리가나로 읽는 일본 고전
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ちちすぎやましげまるをかたる
父杉山茂丸を語る
夢野 久作
夢野 久作의 父杉山茂丸を語る(ちちすぎやましげまるをかたる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,127자 · 25화면
芸術とか、宗教とかいうものは神経過敏のオモチャみたようなもので、そんなものに熱中するとイヨイヨ神経過敏になって、人間万事が腹が立ったり、悲しくなったりするものだ。その神経過敏は農業でもやって身体を壮健にすれば自から解消するものだ。だから万事はその上で考えて見る事にせよ。現在の日本は露西亜に取られようとしている。日本が亡びたら文学も絵もあったものでない。そのサ中に早く帰って頂戴なナンテ呑気な事が云っておられるか。雪舟の虎の絵を見せても、露西亜兵は退却しやしないぞ」
といったような事を長々と訓戒してくれた。
私は父の熱誠に圧伏されながらも、生涯の楽しみを奪われた悲しさに涙をポトポトと落しながら聞いていた。
その訓戒が済んでから茶を一パイ飲むと父は私を連れて裏庭に出て自分で指しながら、木立の枝を私に卸させた。私が筋肉薄弱で鎌が切れず、持て余しているのを見た父は、自分で鎌と鉈を揮って、薪の束を作り初めたが、その上手なのに驚いてしまった。カチカチ山の狸と兎が背負っているような、恰好のいい蒔の束が、見る間に幾個も幾個も出来たのを、土蔵の背後に高々と積上げた。