후리가나로 읽는 일본 고전
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ちち
父
金子 ふみ子
金子 ふみ子의 父(ちち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,107자 · 21화면
が、見栄坊の父はそれを許さなかった。
「ばかな、私生児なんかの届が出せるものかい。私生児なんかじゃ一生頭が上らん」
父はこういった。それでいて父は、私を自分の籍に入れて学校に通わせようと努めるでもなかった。学校に通わせないのはまだいい。では自分で仮名の一字でも教えてくれたか。父はそれもしない。そしてただ、終日酒を飲んでは花をひいて遊び暮したのだった。
私は学齢に達した。けれど学校に行けない。
のちに私はこういう意味のことを読んだ。そして、ああ、その時私はどんな感じをしたことであろう。曰く、
明治の聖代になって、西洋諸国との交通が開かれた。眠れる国日本は急に目覚めて巨人のごとく歩み出した。一歩は優に半世紀を飛び越えた。
明治の初年、教育令が発布されてから、いかなる草深い田舎にも小学校は建てられ、人の子はすべて、精神的に又肉体的に教育に堪え得ないような欠陥のない限り、男女を問わず満七歳の四月から、国家が強制的に義務教育を受けさせた。そして人民はこぞって文明の恩恵に浴した、と。
だが無籍者の私はただその恩恵を文字の上で見せられただけだ。私は草深い田舎に生れなかった。