후리가나로 읽는 일본 고전
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いぬのいたずら
犬のいたずら
夢野 久作
夢野 久作의 犬のいたずら(いぬのいたずら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,225자 · 3화면
去年の十二月の三十一日の真夜中の事でした。一匹の猪と一匹の犬がある都の寒い寒い風の吹く四辻でヒョッコリと出会いました。
「ヤア犬さん、もう帰るのかね」
「ヤア猪さん、もう来たのかね」
と二人は握手しました。
「もうじき来年になるのだが、それまでにはまだ時間があるから、そこらでお別れに御馳走を食べようじゃないか」
「それはいいね」
二人はそこらの御飯屋へ行って、御飯を食べ始めました。
「時に犬さん、お前の持っているその大きな荷物は何だね」
と猪は小さな眼をキョロキョロさせて尋ねました。
「これは犬の年の子供がした、いい事と悪い事を集めたものさ」
「ヘー。善い事悪い事ってどんな事だね」
「それはいろいろあるよ。他人の草履を隠したり、拾い食いをしたり、盗み食いをしたり、垣根を破って出入りしたり、猫をいじめたり、お母さんや姉さんに食いついたり」
「ヘエ、そんな事をするかね」
「するとも。それから良い方では、人のものを探してやったり、落ちたものをひろってやったり、小さい子をお守してやったり、人の命を助けたり」
「ヘエー、それはえらいね。しかしそんなものを集めて持って行ってどうするのかね」