일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こぶ

犬田卯短編集 一

犬田 卯

犬田 卯의 犬田卯短編集 一(こぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,259자 · 96화면

아오조라 문고

所有地管理の傍ら、一人の作男と下働きの女中を置いて、一町八反の自作――それが親父のやって来た家業であったが、覚束ない老母の計算を基盤に収支を出してみると、明らかに年二百円の損失であった。そこへもってきて、正確な小作米、畑年貢などが予期されないとすれば、信用組合、銀行、無尽会社への利払いでさえ容易のことではない。まして油屋の方など身代を倒まにふったとて追っつくものではなかった。そこへもってきて、一方からは神社修復の割当寄付だ、特別税戸数割だ、村農会費の追徴だとはてしがなく、しかもそれらは親父の代と比較すると倍に近い数字をもって現れてくるのである。

「瘤に喰われるからだ」という例の村人の噂、いや、鬱勃たる不平――表面化することの不可能なその哀れむべき暗い不満の感情が、次第に彼にも伝えられるようになった。「改選も間近かなんだから、ひとつ旦那さんにこんどは村会へ出て瘤を退治てもらわなくては……」というようなことをそれとなく持ちこんでくる知り合いの者もあるようになった。

前村長中地の時代には、彼の親父も村議の一員として村政にあずかっていたのである。しかもどちらかといえば親父は中地派で、内々では津本反対の一人でもあったのだ。